名古屋市 中川区 メンタルクリニック 五女子クリニック カウンセリング
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電話番号 中川区 メンタルクリニック 五女子 カウンセリング

主な病気

主な病気

統合失調症

考えることやそれに伴う気分、行動にまとまりのなさが出現する、原因不明(内因性)の疾患です。約100人に1人の確率で、特に15歳~35歳までの間にかかりやすいと言われています。患者様本人に自覚はなく、家族が気づくことが多いのもこの病気の特徴です。

<症状>
  この疾患には、大きく分けて、以下の2つの症状があります。
① 陽性症状
・実際には存在しないものが見えたり聞こえたりする・・・幻覚
・盗撮されているように感じる、テレビで自分のことが報道されているように感じる、自分は神であると思うなど・・・妄想
・会話が頻繁に脱線したり、かみ合わなくなったり、まとまらない・・・解体した会話
② 陰性症状
・うれしさ、悲しさなどの感情がなくなったり、不安定になったりする・・・感情の平板化
・会話が少なくなる・・・会話の貧困
・何もやる気が起きなくなる・・・意欲の消失

上記の症状の有無、持続する時間、程度を参考にして、診断されます。
主に、前兆→急性期→休息期→回復期といった経過をたどります。イライラ、眠りづらいなど普段とは違う“違和感”が前兆として現れます。急性期は陽性症状(上記①)があらわれます。自分でも変だと思いながらもなかなか病気だと思う事はできず、ここで家族が気づくことが多いです、その後、陰性症状(上記②)が中心の休息期に入ります。少しずつ心身ともに安定してくると、行動の幅を広げることができるようになります。この流れは一方方向にすすむわけではなく、個人差があったり、ストレスなど負荷がかかると急性期にもどったりします。

<治療>
 薬物療法(向精神薬/抗精神病薬)が中心になります。陽性症状(上記①)は特にお薬によって早く良くなるといわれています。また、病気によって生活しづらくなった状態を改善するために、ディケアや作業療法などのリハビリも行われます。寄り添っていく家族のケアも大事です。

<事例>
 20代男性
 10代半ばに突然頭の中から声が聞こえる、誰かが自分の考えを盗聴していると思い込んでしまうといった症状があらわれました。精神科を転々とした後、20代前半に当院へ。薬物療法(抗精神病薬)を中心に治療開始。その後、困りごとを気軽に相談できる環境としてカウンセリングも併用することになりました。症状はある程度落ち着き、環境が変わる時期やストレスなどの負荷がかかると、症状が強くなるという波はあるものの、資格の勉強などやりたいことと治療のバランスをとりながら日常生活を送ることができるようになりました。

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うつ病

 気分の落ち込みが一時的ではなく、長く続くのが特徴の疾患です。落ち込みがひどいことで生活に支障が出てきたり、死を考えたりまでエスカレートする場合もあります。身体にも症状が出ることがあります。
 まだ、原因は明らかになっていない部分も多いですが、セロトニンという神経伝達物質の脳内での機能が低下することや、生真面目・責任感という性格、ストレス、環境の変化(良し悪しは関係なし)が合わさって、発病します。
 全世代をみると、女性の患者様が多いですが、男性も働き盛りの中年の人に多いです。

<症状>
《精神症状》
・気分の落ち込み、絶望感、イライラ
・何にも関心がなくなる
・好きだったこともやる気がなくなる
・人と会いたくない
・何事も自分が悪いと考えてしまう
・死にたくなる
・自分は病気だと思い込む

《身体症状》
・眠れない、眠りすぎる
・食べられない、食べ過ぎる  →体重の増減
・体がだるい
・頭痛、肩こり、背中の痛み
・手足のしびれ
・動悸、息切れ

初期→重症期→回復期→寛解期とたどっていきます。それぞれの期間には個人差があります。初期は気分の波が激しい時期です。重症期は落ち込んだままの状態が続きます。回復期は徐々に気分が良くなってきますが、行動力が戻ってくることで自殺願望から実際に行動にうつしてしまうこともあり、注意が必要な時期です。寛解期は気分の浮き沈みが徐々にゆるやかになります。

<治療>
 1番大切なことは休息をとることです。診察では、薬物療法(抗うつ薬が中心)で脳の機能に働きかけます。カウンセリングでは、心理療法で考え方を見つめなおし、リラクゼーションで心の体質改善を行います。

<事例>
40代女性
家族の死がきっかけで、気分の落ち込みが続き、死を考えるようになっていました。また、涙がとまらない、不眠という身体症状がありました。また今までの生き方に対しての否定、後悔や、家族を助けてあげられなかった罪悪感に苦しみ、当院へ来院されました。不安や気分の落ち込みに対して、薬物療法(抗うつ薬、睡眠薬)でコントロールしながら、カウンセリングにて感情の整理をしていきました。気持ちを吐き出し、整理することで徐々に自責の気持ちが軽減していき、普段の生活に戻れるようになりました。

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躁うつ病

気分の高揚・興奮が続く時期(躁状態)と落ち込む時期(うつ状態)が反復してみられる疾患です。青年期に発病する人が多く、若い人ほど反復が頻回になると言われています。
原因はまだよく分かっていませんが、性格(社交的だけれども時々落ち込む、さみしがりやなど)やストレス、環境の変化、体の変化(手術や出産、睡眠不足など)が合わさって、影響していると考えられています。

《躁状態》
・食べなくても平気に感じる
  ・眠らなくてもよく休めたと感じる
・気持ちが大きくなる(万能感)
・おしゃべりになる
・注意散漫になる
・浪費的になる
・活動範囲が急激に広くなる

《うつ状態》
・食べられない
・眠れない
・自信がなくなる
・口数が少ない
・無力感
・絶望感
・人と会いたくない

<治療>
薬物療法(気分安定薬)が中心です。躁とうつの症状の波をコントロールすることが目標になります。カウンセリングでは、心理療法で考え方を見つめ、心の癖を修正していきます。
躁でうつでもない時期を長くすることが目標となりますが、その期間は通常の生活が送れる状態になります。

<事例>
50代女性
気分の波の大きさを不安に思い、当院へ。躁状態のときは、衝動買いを繰り返したり、なんでもできる感覚になったりと活動的になりますが、うつ状態のときは、何もする気が起きず、家にひきこもりがち、といった症状が繰り返されていました。
治療は気分の波を緩和するために薬物療法(気分安定薬)が中心になりました。気分の浮き沈みに関係した考え方を見直すためにカウンセリングも併用しました。徐々に躁でもうつでもない状態の期間が長くなっていき、通常通りの日常生活を送れる日が増えてきています。

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神経症(不安障害)

パニック障害、広場恐怖、社会不安障害、特定の恐怖症、分離不安障害、選択性緘黙などさまざまなものがあります。どういった状況で、どのような苦痛があるのかで診断名は変わってきます。強い不安、恐怖によって無力感におそわれたり、身動きができなくなったり、過呼吸になるなど体にも症状があらわれるなど生活に支障が出る状態です。
まだ、原因は明らかになっていない部分も多いですが、うつ病と同じように脳の”セロトニン”という神経伝達物質が減るなど脳の機能が関連していたり、神経質な性格や睡眠不足、風邪などの条件が重なったりして発症すると考えられています。
発症しやすい年齢は10代後半から30代です。

<症状>
《精神症状》
・恐怖
・不安
・緊張
・集中できない
・眠れない
・のどのつまったような感覚
・胃の違和感   など

《身体症状》
・ふるえ
・頭痛
・過呼吸/浅呼吸
・疲れやすい
・動悸
・下痢
・頻尿    など

ここでは代表的な疾患を挙げます。
★パニック障害(広場恐怖)★
 自宅外の混雑した場所(人ごみや乗り物の中)などで、脱出することができないのではないかという不安に陥り、症状が起こります。そのため、家から出られなくなったり、1人では外出できなくなったりします。
★社会不安障害★
 人前で何かをするのがこわく、緊張する、自分のとる言動が人から変に思われるのではないか不安に思ってしまい、人目を避けるようになります。学校や仕事などの社会活動や外出ができなくなります。

<治療>
 薬物療法(抗不安薬が中心)で脳に働きかけます。カウンセリングでは、心理療法で不安を強めてしまう心の癖を修正することや、リラクゼーションを行います。

<事例>
20代女性
仕事中など、ストレスがかかると肩が痛み、めまいや過呼吸になるという症状があり、当院へ。内科的には異常がなかったとのことでした。
薬には抵抗があるということで、カウンセリングのみでの来院となりました。自律神経を整えるリラクゼーション(自律訓練法や呼吸法)を行い、不安になりやすい考え方について整理していくことで、症状の頻度が少なくなってきています。

★強迫性障害★
 不安障害に関連する疾患として、強迫性障害があります。
強迫観念(自分が自殺してしまうのではないか、病気なのではないか、他者から危害を加えられるのではないかなどの不安感に繰り返しとらわれてしまう)と、強迫行為(手洗いや鍵の開け閉めの確認、ガスの元栓の確認、ものの順番や向きの確認を繰り返してしまう)があります。不合理、無意味だと思っても止められないのが特徴です。その考えや行動によって強い苦痛が伴い、日常生活に支障が出てくる状態です。

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適応障害

特定の環境や出来事が原因で、身体、感情、行動に支障が出てくる疾患です。不安になりやすい人や身体に疾患がある人、幼少期から欲求が満たされなかった人がかかりやすいと言われます。特定の環境や出来事というのは、結婚、離婚、出産、病気、離職など、だれもが経験する可能性があるものです。
 思春期に多い病気ですが、どの年代でも患う可能性はあります。全人口の2~8%の発症率と言われています。

<症状>
《身体症状》
・動悸、めまい、冷や汗など
《精神症状》
・憂うつ、不安、怒り、緊張など
《行動》
・暴飲暴食、暴言・暴力など
 
<治療>
ストレスを生じている状況から離れると、早期に元の状態に戻れることが多いです。状況から離れられないという方もいます。薬物療法(抗不安薬、抗うつ薬)とカウンセリングではリラクゼーション法を実施し、心理療法で適応力をつけていきます。

<事例>
50代男性
仕事の同僚とのトラブルから、眠れない、気分の落ち込み、怒りといった症状が出現し、当院へ。休職し、まずは薬物療法(睡眠薬、抗うつ薬)で眠りや気持ちをコントロールしていきました。仕事の休職中はストレスが除去されているため、徐々に症状が軽減していきました。仕事復帰したいという希望があり、時間をかけて仕事に復帰。カウンセリングも併用し、適応力をつけていくと、気分の安定した生活を送れる日が増えてきています。

※ストレスが通常の生活レベルを超える場合は、心的外傷後ストレス障害の可能性があります。
 ★心的外傷後ストレス障害(PTSD)★
  実際に命の危ぶまれるような出来事を経験、目撃したことがきっかけとなり、その出来事を思い出したり、夢に出てきたりすることで再体験(フラッシュバック)するようになり、症状が起こります。
※特定のストレスとは直接関係していない場合は、不安障害の可能性があります。

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発達障害

脳発達の障害に伴う疾患です。「自分勝手」「集団行動ができない」や「本人の努力不足」「しつけが悪い」などと評価され、まわりから誤解されやすいのもこの疾患の特徴です。早期に発見し、教育や療育をすることで症状を改善することは可能です。
幼少期に周りの人とは違うといった感覚を持ちながら育ち、大人になってから診断されるという“大人の発達障害”も増えてきています。
“障害”と言われる一方で、1つのことに集中する力やある分野への知識が長けているなど能力を発揮することも多く、得手不得手を理解して“よいところ”を生かせる環境づくりが大切になります。

タイプにより、症状に幅があるため、代表的なものを診断名に分けてご説明します。

★知的障害★
知的能力(日常生活で適切な行動を行うことができる力)の発達が遅れている状態です。10歳以前に診断されます。85%が軽度といわれ、治療や訓練によって、知的能力を小学校6年生程度まで引き上げることが可能です。

★自閉症スペクトラム★
以前は自閉症、アスペルガー症候群など別々に考えられていたものを1つの連続した症状としてとらえていました。以下の3つの点に困難さがあるのが特徴です。
《社会的コミュニケーション》
・他人との適度な距離をとることが難しい
・場にそぐわない言葉と行動
・臨機応変に行動することが難しい(突然の変更に対応が難しい)
・考えていることを言葉で表現することが難しい
・抽象的なものを理解することが難しい
《限定された興味やこだわり/反復的な行動》
・好きなものにはとことん没頭できるが、興味のないものには無関心
・自分なりのルールがある(物の配置や生活リズム)
《感覚過敏》
 ・明るさや触感、音などに敏感

★コミュニケーション障害★
コミュニケーションは苦手ですが、会話の理解や言葉の使い方、発音、リズムに問題なく、自閉症スペクトラム障害で示したようなこだわりがないものです。

★注意欠陥多動性障害(ADHD)★
 男子に多いもので、3歳までに症状が現れることが多く、少なくとも12歳以前で出現します。過度なおしゃべり、落ち着きのなさ、集中力のなさ、集団行動が苦手、物事を順序立てて取り組むことが難しいことが特徴です。

★特異的学習障害(LD)★
 読むこと、書くこと、計算すること、推察することのいずれかに困難さがあります。文字をとばして読んでしまったり、まっすぐに書くことができなかったりします。正確さ、流暢さ、理解度で診断されます。

★運動能力障害★
歩く、座る、道具を使うなどの協調運動が必要な日常の動作が、年齢や知能と比べてうまくできない状態です。スポーツや書写などで不器用さが目立ちます。

★トゥレット障害★
 まばたきや首ひねりなどを繰り返す運動性チックと咳払いや鼻をクンクンならすような音声チックが特徴です。運動性チックは7歳までに。音声チックは11歳までに出現すると言われます。遺伝によるものが多いと考えられています。

★一過性チック障害★
 トゥレット障害のところで示したチック症状が一時的に続くもの(12か月未満)で、特定のストレスが原因なことが多い病気ですが、そのストレスがなくなると自然消失します。

<治療>
 診察、知能検査、発達検査にて診断されます。薬物療法(向精神薬)にて症状を緩和します。コミュニケーションにおいてはカウンセリングでケアしていきます。子どもの場合は療育センターでの療育や特別支援学校、特別支援学級で教育、訓練を受ける選択肢もあります。症状があることで、自信をなくし、うつ状態になるなど2次的障害をおこさないためにも早期発見、早期治療、心地よい環境づくりが大事になります。

<事例>
20代女性
学童期から他者との会話がかみ合わない、なぜか対人トラブルを起こしてしまうという失敗感を抱えながら育ってきていました。高校時代までは、進学して新しい環境に行けばうまくいくと希望をもちながら生活していましたが、大学でも同じように対人トラブルが生じ、絶望感により退学することに。その後も人への怖さが続き、当院へ。発達障害と診断を受けた後は、薬物療法(抗不安薬、抗うつ薬)とカウンセリングを併用しました。
薬物療法で不安や気分の変動をコントロールしながらカウンセリングでは考え方や行動の癖(ひとつ失敗するとすべてがだめだと思ってしまうこと、思ったことをすぐにストレートに言ってしまうことなど)を一緒に見つけていきました。また、世の中には曖昧なものがあることに気づき、コミュニケーションの取り方を学んでいくことで、人と接することが怖くなくなってきています。


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てんかん

脳の病気で、発作を繰り返す病気です。100人に1人の確率で発症すると言われています。どの年代でもみられますが20歳未満で発症する場合と、40~60歳で発症する場合が多いです。脳に傷害があること(脳梗塞)などで起こる症候性てんかんと、原因がわからない突発性てんかんがあります。

<症状>
 身体のどの部分で生じるかで、全般発作と部分発作に分かれ、意識があるかどうかで、単純発作と複雑発作に分かれます。
全般発作としては、けいれんや体が硬くなる発作(強直間代発作)、短時間意識を失ってしまう発作(単純欠神発作)、全身の力がなくなり倒れてしまう発作(脱力発作)、体がぴくっと動く発作(ミオクロニー発作)があります。
部分発作は、手がぴくぴく動く症状が起こるなど、脳のどの部分が患っているか違ってきます。
発作にも様々な種類がありますが、共通するのは同じ発作が繰り返し起こることです。

<治療>
 発作中の状態や、脳波をみることで、てんかんかどうかは判断できます。適切に治療することで発作の多くはコントロールすることはでき、通常の生活を送ることができると言われています。治療は薬物療法(抗てんかん薬)が中心で、症状が重い場合は手術という選択肢もあります。
 また、てんかんを持ちながら日常生活をおくるために(仕事や運転、出産など)、継続的な支援が必要になります。

<事例>
 60代男性
 脳出血を患い、脳が損傷したことでてんかんを発症。薬物療法(抗てんかん薬)にて治療を開始しました。
 また、てんかんの症状とうまく付き合いながらこれから生活をしていくための相談場所としてカウンセリングを併用しました。
 薬で症状をコントロールしながら、カウンセリングではどんなことに生活のしづらさを感じ、どんな支援が必要なのかを整理して補う方法を一緒に考えていくことで通常通りの生活が出来てきています。


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不眠

文字通り、眠れない状態が続くことです。男性よりも女性のほうがわずかに多いと言われます。眠れない背景には、加齢、生活リズム、不安や環境変化、アルコール、食事の時間のほか、睡眠時無呼吸症候群、アルコール、むずむず脚症候群、うつ病などの精神疾患、身体疾患の可能性があります。
睡眠が不足することで、集中力の低下や記憶力に支障が出たりします。

<症状>
不眠には、眠れない、途中で何度も起きてしまう、早く目が覚めてしまう、熟睡した感じがしないという大きく分けて4つの症状があります。30%の人が人生のどこかで不眠を経験すると言われますが、この状態が1か月以上続くと不眠症と診断されます。
☆睡眠を誘発する手段☆
・毎日同じ時間に起きるようにする(布団の中にいる時間も一定にすることを心掛ける)
・カフェインやアルコールを避ける
・昼寝を避ける
・運動をする
・就寝前にテレビを見る時間を減らし、本やラジオに切り替える
・食事の時間も決まった時間にするようにし、寝る前にはたくさん食べないようにする
・就寝前にお風呂に入る(但し、就寝直前に入るのは逆効果)

<治療>
 上記の誘発する手段を試しながら、薬物療法では睡眠薬を用いるなど眠りやすい状態を作ります。カウンセリングではリラクゼーション法で自律神経を整え、不安など精神的なものが原因の可能性がある場合は心理療法で不安に対してのアプローチをしていきます。

<事例>
50代男性
職場の部署異動など、環境の変化がきっかけで、不眠に。ほかに目立った症状はありませんでした。
薬物療法(睡眠薬)で睡眠のコントロールをしていきながら、カウンセリングにて自律訓練法を行い、自律神経を整えていきました、家でもこの訓練を継続的にされ、リラックスする時間が増え、自然に眠気がおこるようになりました。

※睡眠に関する病気には、寝るべきでない時に寝てしまう過眠(ナルコレプシー)、夢遊病もあります。


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引きこもり

学校や会社など社会生活を送る場所に行きたくない、家を出たくない状態(経済的理由や病気は除きます)です。コンビニなどに必要なものを買いに行くがそれ以外は家に出られないといった状況も含みます。
不登校は男子に多く、中学1年~2年で大きく増加します。背景には発達障害などの疾患だけでなく、いじめなどの対人関係のトラブルが引き金になっていることもあります。
 ひきこもりは、長期化、高齢化してきています。ひきこもりになる背景として、会社などでのトラブルのほか統合失調症や発達障害などの疾患がかくれている可能性があります。
 疾患がかくれている場合は、本人に困り感がなく家族だけが困っているということも多いのが特徴です。

<治療>
 診察や検査によって、疾患があるようなら薬物療法や心理療法で治療します。対人関係をはじめとしたトラブルが引き金となっている場合はカウンセリングにてケアを行い、患者様にとっての生きやすい環境や行動を考えていきます。
本人に困り感がない場合は、家族からの相談を受け、間接的な支援をします。

<事例>
20代男性
中学生の頃から対人関係がうまくいかず、休みがちでしたが、得意だった勉強がモチベーションとなり、大学へ進学。しかしゼミの授業が始まると、今までの座学という受け身の授業から自ら学んでいくという環境に変わり、自信をなくして休むようになりました。卒業はなんとかできたものの、家に引きこもるようになったため家族と一緒に当院へ。気分の落ち込み、対人不信が主な悩みでした。
治療は薬物療法(抗うつ薬)とカウンセリングを併用しました。対人不信があったため、治療者にもなかなか心をひらくことができない日も続きましたが、今までのもやもやした気持ちを整理していくうちに未来への希望が持てるようになりました。仕事を含めた将来のことを具体的に考えられるようになると、気分の落ち込みも減っていき、薬の量も徐々に減っていきました。今は就職活動中です。

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認知症

脳の神経細胞が変性し、壊れることによって、物忘れをはじめ、認知機能が低下し、日常生活に支障が出てくる疾患です。65歳以上で発症している人は15%で、予備軍も合わせると25%という高齢者にとても多い病気です。食生活やライフスタイルから予防ができることも最近わかってきています。
 アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症が3大認知症と言われます。

<症状>
 物忘れ(日時や場所、人がわからなくなる)、判断力や計算力の低下、暴力、幻覚、うつ状態などがあります。症状の出方には、脳のどの部分に問題が生じているか、置かれている環境や個人によって差があります。

認知症のタイプごとに説明していきます。
★アルツハイマー型認知症★
 認知症の50~60%を占めます。66歳以上で発症する晩発生と言われるものと65歳以下で発症する早発性と言われるものがあり、遺伝の影響が大きいことも特徴です。
★血管性認知症★
 認知症の15~30%を占めます。血管がつまることを繰り返すことで、症状が進行していくタイプです。
★レビー小体型認知症★
 認知症の15~30%を占めます。男性が女性の2倍近く多いです。レビー小体(神経細胞にできる特殊なたんぱく質)が脳の大脳皮質や脳幹にたくさん集ってしまうため、症状が出てきます。物忘れよりも先に、幻覚がみられたりすることも、ほかの認知症とは違う特徴です。

☆加齢による物忘れと認知症による物忘れの違い☆
 物忘れの質の違いです。例えば、食事について、食べたことは覚えているが、何を食べたのか覚えていないのは加齢によるもの、食べたこと自体を覚えていないのが認知症によるものです。

<治療>
 認知症自体を治療する方法は見つかっていないため、薬物療法では進行を遅らせることが中心になります。人生を振り返る回想法や人とのコミュニケーション、ゲームも脳や心にいい刺激を与えます。快適な環境づくりが大事になります。

<事例>
 70代女性
 脳梗塞から認知症を発症。昔のことはよく覚えていますが、直前のことを思い出せなくなる症状が出ていました。家族と一緒に来院し、薬物療法(抗認知症薬)で、症状の進行を遅らせることが治療の中心になりました。
 また、カウンセリングにて、昔のことを話すことや簡単な頭の体操をしながら脳の活性化をはかっています。

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